持続可能なサービス
日本全国各地で利便性の高い、持続可能なモビリティサービスの提供を目指しています。
日本のモビリティサービスへの思い
私たちの生活においてモビリティは血液の流れのように不可欠です。人々と物の動きが私たちの社会の活力を保つ上で中心的な役割を果たしています。しかし、日本における人口減少や高齢化、自動車中心の生活様式の定着など、さまざまな社会的変化がモビリティサービスへの大きな転換期となっています。
こうした中、スマートモビリティへの期待は高まっていますが、残念ながらこれまでのところ、期待されるような革新的な成果はほとんど見られていません。
このジレンマを乗り越えるためには、単にデジタル技術の導入だけでは十分でなく、モビリティサービスの根本的な再設計が必要だと考えています。これには、バス事業や宅配サービスなど、既存サービスのビジネスモデルを見直し、データガバナンスやコミュニティ形成に関する新しいアプローチを採用する必要があります。
また、伝統的なインフラに対する新たな視点も必要であり、特にデジタルツイン技術の活用が有効な戦略の一つと考えています。
持続可能な社会への転換を目指し、人々の幸福と地域の繁栄を支えるモビリティサービスの未来を再構築することが、私たちの大きな使命だと考えています。
日本全国各地で利便性の高い、持続可能なモビリティサービスの提供を目指しています。
人の移動と物流を一体的に考える新しい仕組みの検討が必要であり、持続可能な社会構築に寄与します。
地方での課題解決や豊かな生活の実現にはデジタル技術の活用が不可欠です。より効率的で便利な社会の実現に貢献します。
異業種間での連携を深めることで、新たな移動目的を生み出すモビリティサービスの創出を目指します。
コスト分担や収益分配を含むビジネスモデルの構築により、長期的な協力関係を構築することが可能になります。
事業者やインフラ提供者だけではなく、市民やユーザーも巻き込んだ取り組みが、包摂的で安全・安心な社会の実現に繋がります。
物流MaaS(Mobility as a Service)として、旅客だけでなく荷物・貨物の輸送も持続可能に提供する社会の実現を目指します。
物流MaaSの実現には、技術開発とデータ連携が鍵を握ります。システム全体での技術革新、データの活用は、持続可能な物流サービスの提供に不可欠です。
デジタル技術の活用とモビリティ資源の最大活用により、異業種間の連携を強化し、新たな移動サービスを創出することを目指します。
スマートモビリティは、デジタル技術や情報通信技術を駆使して交通や物流などのモビリティサービスを向上させ、交通の最適化や環境負荷削減などを目指す取り組みです。しかし、日本におけるスマートモビリティの発展は、地域公共交通のビジネスモデルの硬直性、スマートモビリティサービス実現への資源組み合わせの不足、物流の人力依存と持続可能性の問題など、多くの課題に直面しています。
これらに対応するため、スマートモビリティ2.0という新しいアプローチが提案されています。このアプローチでは、生活環境やライフスタイルの変化に応じた選択肢の拡充、歩行者中心の空間づくり、地域の社会課題解決、健康維持・増進など、多様な価値観を重視しています。
スマートモビリティ2.0を支える基盤として、新しいスマートモビリティ・プラットフォームが必要です。
このプラットフォームは、官民共創やデータの相互利用、最新のデジタル技術の活用など、多様なステークホルダー間の協調と競争を促進する仕組みを含みます。また、スマートモビリティの実現には、多様なデータに基づく最適化が不可欠であり、そのためのデータプラットフォームの整備が重要です。
しかし、日本では個々に構築されたデータプラットフォーム間の十分な連携がなされておらず、スマートモビリティの推進に課題があります。これに対して、欧州ではオープンデータを核とした公共交通データの集約や連携が進んでおり、MaaSを支えるデータプラットフォームとして機能しています。
さらに、データを分散連邦型で連携する「データスペース(Dataspaces)」のコンセプトも提唱されています。
データスペースとはデジタル社会で不可欠なデータに注目した概念で、異なる組織、国家間、異業種間でも、信頼性を確保しデータを共有できる標準化された仕組みです。また、「多種多様」で「信頼性のある」大量のデータが安心して利用できる分散連邦型のITインフラです。
複数の組織がそれぞれのデータを交互に利用可能にすることで、それぞれ単独では実現できなかったイノベーションやソリューションを創出することが可能になります。
自らのデータの開示をコントロールすることができ、プライバシーの保護とデータの自由な流通バランスを取ることを目指しています。
共通インフラにより、データの収集、管理、分析、共有のプロセスを最適化し、時間や資源の浪費を最小限に抑え、効率的なデータエコシステムが構築されます。
Japan Mobility Data Space(JMDS)は、日本のスマートモビリティ1.0および新たに再定義するスマートモビリティ2.0を支えるために進められているデータプラットフォームの構想です。JMDSの目的は、多様なデータプラットフォームを統合し、データの流通や共有を促進することで、モビリティ関連のサービスの効率化、安全性の向上、およびリ・デザインを実現することです。これにより、産官学の様々な組織間のデータエコシステムの創出を目指します。
JMDSは、既存または新規のデータプラットフォームを分散連邦型で一体化するアプローチを採用しており、各データプラットフォームのデータ主権を確保しながら、より大きなデータプラットフォームを構築します。アーキテクチャは集中型と分散型がありますが、日本のモビリティ分野には多様なステークホルダーがおり、非集中型(Decentralized)のアプローチが適していると考えています。
JMDSでは、様々なモビリティデータ(旅客交通の時刻表、リアルタイム運行データ、物流の運行データ、歩行空間のデータなど)をワンストップで検索し、取得できるようにすることを目指しています。この統合化により、データの利活用が容易になり、イノベーションの創出を支援します。
公共交通機関、道路交通情報、気象情報、人流データ等、様々な種類のデータベースを連携。利用者は一元的にアクセスし、分析することが可能になります。
データの取引においては、安心・安全な取引環境の確保が不可欠です。JMDSでは、厳格なセキュリティ基準とプライバシー保護を設けます。
スタートアップ企業や研究者、開発者などが新たなアイデアやサービスを生み出しやすくなる環境を提供し、新サービスの創出や社会課題の解決に貢献します。
JMDSでは、様々なデータ基盤との連携を通じ、多種多様なモビリティデータの検索や活用を可能とします。多種多様なモビリティデータの検索や活用が可能となることで、利用者へ以下のようなサービスの実現を可能とします。
本Webサイトには、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期/スマートモビリティプラットフォームの構築」(研究推進法人:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)(NEDO管理番号:JPNP23023)の成果が含まれています。
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